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オーナーMのひとりごと(第7回)

クリスマスから登場した当店3種類目のスープ「ヴァサラホワイト」を黒豚角煮で食しました。クリーミーな味わいにしっかりとしたスパイスの自己主張、中々良いですね。限定で登場している薬膳とともに人気になりそうな予感です。

年の瀬の26日、当店の米を提供してもらっている実家に車で向かいました。登米市中田町と東和町、仙台郡山から東部道路、三陸道を通って一時間程で到着します。この道路がない頃は二時間はかかっていました。年に2、3度の墓参と盆暮れの挨拶、冠婚葬祭以外はほとんど使いませんが、まるで我家のために作ってくれた?ような高速道路です。(笑)しかも、桃生から無料です。
「これも莫大な借金の一部なんだろうなぁ」なんて考えながら走っているのは私だけ?年末というのに行き交う車はまばらで周辺の田んぼには白鳥がたくさん飛来していました。

普通の道路で帰った頃は、道々の美味しいものを食べたり、利府ナシ、南方や米山道の駅、古川ではパパ好みを買ったりと小さな地域貢献をしながら沿線の風情を存分に味わえましたが、今は目的地直行です。速さや利便性を追いかけるあまりに失ったものもたくさんあるなぁ、なんて考えていたら、急に懐かしくなって登米インターで降りて県道を北上することにしました。中学の頃、駅伝やマラソン大会で走った道が今でもあって傍らを前日の雪を含んだ北上川が滔々と流れていました。35年以上前と変わらない風景がありました。

余韻を残しながら実家に着くと居間には大型テレビがドカンと座っていました。映し出された有馬記念のド迫力画面を一緒に観ながら、我家には置けない僻みもありますが、どこか落ち着かない居心地の悪さがありました。日常の喧騒を忘れさせてくれるノスタルジックな空間をいつまでも期待してはいけませんね。(笑)たくさん人が集まって、コタツを囲んでみかんを食べて世間話をしていたのは遠い過去でした。

帰り道、夕陽が穏やかな川面に二重写しに投影され、残雪と僅かな青空との奇妙なコントラストに魅せられました。失くしてはならない大切なものがこの国にはまだまだはたくさんあることに気づかされ、彼岸には寄り道を決めた半日足らずの小旅行でした。

今年一年のご愛顧に感謝、皆さまのご多幸を心からお祈り申し上げます。
当店はスープカレーを通じて「美味しい提案」を続けてまいります。

来年は兎のようにピョンと跳ねられたら最高ですね。
穏やかに新年をお迎えください。
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テーマ : カレー
ジャンル : グルメ

オーナーMのひとりごと(第6回)

友人と二人で期間限定の『薬膳スープカレー』を食べました。漢方の効果か後味が「さっぱり」としていました。温野菜や豆腐など中年のお腹に優しい気配りがいいですね。癖になりそうです。(若者にはガツンと尖がったスープの方が人気だと思いますが)

長らくご無沙汰していた「ひとりごと」再開です。

我家の隣に小学校のグランド程の小さな公園があります。特別学校跡地で名残の桜花老木が並ぶささやかな観桜スポットです。そこに「八本松公園愛護協力会」という組織があり何故か設立当初から大先輩たちに交じって事務長をさせら……しています。蓮舫さんに仕分けされる前に決まった大改修工事が昨年ありました。事前に樹木一本一本に番号を付け残す樹と伐採する樹を会を中心に選定しました。計画上では撤去対象だった柿木(渋柿)と公孫樹を図面を変更して残してもらったのには理由がありました。

今秋、その樹木が生命に感謝するようにたくさん実をつけました。毎年近所の人たちが収穫を楽しみにしている季節です。何年も見ていますが、自分たちの食べる分だけ持ち帰る最近当たり前ではなくなった不文律が存在しています。渋柿は低いところから無くなっていきます。銀杏は風で落ちた分を一番早起きした人が拾っていきます。何十年も続いている秋の公園風情です。

私も今年初めて実りを分けてもらいました。柿は子供の頃竹で作った二股の道具をカーペットを巻いてあった芯棒で作って10個ほど傷つけないように獲りました。半分はウイスキーで渋抜き、半分は皮をむいてアンポ柿(干柿)にしてみました。待ちきれずに食べたら渋くて再挑戦、最後はカリッとした食感の甘い柿に仕上がりました。干柿は食べるタイミングがわからずにベランダに美味しそうに並んでいます。

銀杏(ぎんなん)にも挑戦しました。これは大人気で皆さん早朝にビニール袋を持って拾いに来ます。1本しかない老木は今年もたくさん実をつけました。ある朝、野球ボールを枝にぶつけて実を落としている人を発見、これだ!ボールを借りて50粒ほど拾いました。臭さに耐えて一つ一つ実をむいて洗って天日に干すと1、2週間で白い殻になります。食べる分だけ封筒に入れて電子レンジで2分、酒の肴に最高です。どちらも、お金のかからない自然からの恵みです。この季節の新しい楽しみが一つ増えました。

実は自家製梅酒にも挑戦しています。作り方は、札幌出張時に立ち寄る馴染みの店の親方直伝です。砂糖・果糖を一切使いません。朝市で大振りの南高梅を値切って買ってきて、一粒一粒愛情込めて仕込んだのが6月、こちらは熟成するのをじっと我慢して新年あたりからと思っています。美味しく出来てたら作り方公開します。

師走ですね。今年はバタバタというよりワタワタという表現の方が似合う一年でした。大小、深浅、喜怒哀楽、様々な出来事が数珠繋ぎで続いて、何年か先に振り返ると人生で数度しかない節目の年と思えるかもしれませんね。

日めくりもあと少しになりました。何かとお忙しい中でホッとする時間をどうぞ。
ヴァサラロードは、年内30日まで心も身体も温まるスープをご用意しています。

テーマ : カレー
ジャンル : グルメ

オーナーMのひとりごと(第5回)

25日。名残雪が降る中、店に入ると明るい袴姿の女史数名が食事中でした。そうか今日は東北大学の卒業式でしたね。久しぶりに常連のお客様たちと歓談しながら厚切ベーコン&野菜をいただきました。今日は白髪ネギをトッピングしましたがこれも合いますね。

クラーク博士とライスカレー
さて、今回はクラーク博士の話をしましょう。
札幌ドームの近くに羊ケ丘という観光名所があります。(元は農学校の農業試験場)ジンギスカンとアイスクリームが有名ですが、丘から一望する札幌市街も絶景です。その展望台で右手を差し出す紳士がクラーク博士です。‘Boys Be Ambitious’(少年よ、大志をいだけ) はあまりに有名ですが、もしかするとカレーライスの伝道者ではないかと言われている話は札幌の局地情報かもしれません。(笑)

クラーク博士は札幌農学校(現北海道大)の初代教頭として招かれた米国人教授です。キリスト教の布教に積極的だったと聞いていますが、実は専門は植物学でスパイスには詳しかったようです。博士は日本人学生の栄養失調を心配して(正しいかは別として)米飯を禁じパンを推奨したそうで、唯一米と一緒に出されたのがカレー(スパイス料理)だったというお話です。文献的には曖昧なところはありますが、地元ではライスカレー誕生秘話として残っています。スープカレー発祥の地と因縁めいたものを感じます。

名所といえば札幌時計台がありますね。高知の播磨谷橋、沖縄の守礼門とあわせて「日本三大○ッ○リ!」と言われていますが、場内にまで入ったことがありますか?
ここはクラーク博士の後任が農学校の演武場として建てた洋館です。入ると機械時計の構造が判ります。歴史資料もたくさんありますが、注目は白鳥の肉を使った料理レプリカの展示です。もしかすると最初はチキンではなく白鳥を使ったカレーだったかも?ここで学んだという内村鑑三、新渡戸稲造、有島武郎ら後の日本を代表する思想家、文学者たちも食べたのかな?なんてあらぬ想像をしながら廻るのものも一興ですね。

札幌に行く機会があったら是非、2大名所を違った興味からご覧ください。新しい発見があるかもしれません。もちろん本場のスープカレーも是非ご賞味ください。
ちなみに当店のスープカレーには、スパイスでじっくり煮込んだチキンがよく似合います。

つづく

次回はお米の話をしましょう。

テーマ : カレー
ジャンル : グルメ

オーナーMのひとりごと(第4回)

2月1日(月) 13:00、今日から定番メニューに仲間入りした牛タン&野菜をいただきました。スプーンだけで食べられる柔らかさ、白髪ネギとの相性も良いですね。
月曜営業(昼のみ)を始めて一ヶ月が経ちますが、お客様の笑い声に癒されます。ご来店、本当にありがとうございます。

スパイス
さて、今回はスパイスの話をしましょう。
スパイスの歴史は古代にまでさかのぼりますが、原産国のインドやエジプト、中国などでは、料理をはじめ、薬・香煙などにも使われていたそうで、やがてシルクロードを通じて世界各国へと伝わっていきます。中世に入り大航海時代、マゼランの世界一周やバスコ・ダ・ガマのインド航路発見、そしてコロンブスのアメリカ大陸発見などの出来事がありますが、実は、すべてスパイスを探す旅だったと言われています。当時スパイスの原料は希少価値が高く非常に高価なものだったようです。ヨーロッパでは400年余り、植民地争奪などスパイスの産地を巡る戦争が続きました。スパイスの歴史は結構奥深いんですね。

ところで、日本の代表的なスパイスと言えば唐辛子やわさびですね。どうしてもスパイスは「辛い」というイメージが強いのですが、実は辛いスパイスというのは全体の一割ぐらいしかありません。現在、世界各国で使われているスパイスの数は350種類ほどと言われていますが、スパイスの基本は実は辛さではなく「香」なんだとか。そういえば「香辛料」っていいますよね。
ちなみに最近流行の「ウコンの力」のウコンはターメリックというカレーに必須のスパイスでもあります。当店のスープカレーにも当然使用されています。クミンやペッパー、カルダモンなどなど十数種類のスパイスが当店自慢の魔法のスープのベースとなっています。

当店のカレーはほとんどが手作りです。スープカリィには札幌ピカンティで調合されたスパイスのペーストを使用していますが、ベースのスープを作る行程や具材の仕込みには手間暇をかけています。例えば人参は下茹して、灰汁を取っています。当店のスープカリィを食べて、嫌いだった人参を好きになったというコメントも頂きました。スパイスは、苦手な野菜を好物に変える力があるんですね。さぁ、今夜あたりヴァサラロードで胃袋も心も温まりませんか?

つづく

次回は「クラーク博士とライスカレー」についてお話します。

テーマ : カレー
ジャンル : グルメ

オーナーMのひとりごと(第3回)

比較的穏やかに新年を迎えましたね。当店は2日から営業を開始しましたが、初日からたくさんのお客様で賑わいました。本当にありがとうございます。

黒豚
12日、久しぶりに黒豚カツカレーを食しました。豚肉は宮城県大崎市にある「今野バークシャー牧場」の黒豚を使っています。今野さんが育てた黒豚は、脂身に独特の甘さがありカレーによく合いますね。
ルーカレーは当店シェフが素材選びから手間暇かけた秘伝の本格仕込みです。しかも無添加。やや辛口ですが本当に美味しいですよ。

札幌スープカレー事情
さて、今回は本場札幌のスープカレー事情を少しお話しましょう。
スープカレー発祥の地・札幌には、現在200店以上のスープカレー店があります。しかも、どれもが個性的な味を出しているから驚きです。俳優の大泉洋がよく通ってたという『一灯庵』、白石区の住宅街にある超人気店『マジックスパイス』、最近海老スープで人気急上昇の『奥芝商店』、独創的なアイディアとユーモアがある『ラッキョブラザーズ』」(オーナーシェフが井出さんということでこの店名になったとか)、『デストロイヤー』、『gopのアナグラ』、『ひげ男爵』、『心』などなど……、本当に数え切れないほどたくさんの有名店があります。
驚くのは、その立地の悪さ。「どうしてこんな場所にこんなにこんなにお客さんが集まるの?」と感心します。人気店では雪の中、外に人が並んでいることも珍しくありません。

「今でこそ人気が出ましたが、創業当初はみなさんお金がなくて大変だったと思います。苦労した名残かもしれませんね。それと有難いことに、札幌のお客様は多少不便でも足を運んでくれるんです。店主には“場所ではなく味”というプライドもあるかもしれませんね」

そう話してくれるのは、札幌でスープカレー専門誌を発行する玉木さん。毎日食べても飽きないという自称札幌スープカレー番長です。私もここ数年で50軒以上のお店を案内してもらいました。玉木さんは、その一店一店にある特徴やコンセプトを詳細に教えてくれます。こういう人達がいる札幌が、私は大好きです。札幌に旅行の際は、ラーメン・カニ・寿司も美味しいですが、スープカレーも是非ご賞味あれ!

なお当店のスープカレーは、数ある札幌の有名スープカレー店の中でも“進化系”と呼ばれ絶大な人気を誇る『ピカンティ』直伝の味です。これからも飽くなき探究心を持って、更に進化させていきたいと思っております。

つづく


次回は「スパイスの話」です。

本年もヴァサラロードをご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
皆さんにとって明るい幸せな一年でありますことをお祈りいたします。

テーマ : カレー
ジャンル : グルメ

オーナーMのひとりごと(第2回)

12月28日(月) 13:20 私にとっての今年最後のスープカリィは、ベジダブル(野菜&野菜)+プリエビのトッピングとなりました。
ヘルシーな野菜にワインで仕上げたプリッとしたエビがよく合います。ぜひお試しください。

「えっ、愛知県常滑市?」
今回は器の話をしましょう。中部国際空港のすぐお隣の街に、ヴァサラロードの器制作をお願いしている窯元があります。
愛知県常滑(とこなべ)市。陶器ファンなら知る人ぞ知る「常滑焼」の街です。いたるところに煙突があり、古いレンガ造りの建物が並んでいます。タイルやキッチン、トイレで有名なINAXの本社のある街としても全国的に有名で、何と「トイレ博物館」もあります。
緩やかな丘陵地帯に窯元が並び、どことなく懐かしいレトロな風情の街です。

時々お客様から「上げ底の器」と言われることもありますが、これは本店と系列店だけが使っている、有名な陶芸作家さんの手によるオリジナルの器。本当は具財を食べやすく解すための台座なんです。
初代の台座は器の真ん中に、ニ代目はスプーンが底まで届くように台座の位置をずらして作られていました。現在の三代目はやや深めで、台座を淵につけて持ちやすいように改良したものです。札幌では器を譲って欲しいというスープカレーファンも多いそうです。
ちなみに、ビールのタンブラーも実は常滑焼なんです。ぜひ一度まろやかな泡立ちをご堪能ください。

ロゴ・店名の由来
ヴァサラロードの開店前に陶芸作家さんの元を訪れた初代店長が、そこタイルに描かれていた象の絵を写生し、それが当店のシンボルマーク(リンク)に採用されました。それからお店には、いろいろな象が増えてきています。
ちなみに店名である「Vajraroad」は造語で、語源はサンスクリット語のvajra(最初、第一)と英語のroad(道)をつないで「仙台で最初の本格スープカリィ店」という意味を込めています。
象は大地を踏みしめて新しい道を切り拓くイメージですね。浸透するのは大変困難ですが、仙台にスープカリィ文化が広がることを願っています。 つづく


次回予定:「札幌スープカリィ事情」について、お話します。


今年一年のご愛顧に感謝し、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
良い新年をお迎えください。

テーマ : カレー
ジャンル : グルメ

オーナーMのひとりごと(第1回)

こんにちは、当店オーナーのMです。いつもスープカリィヴァサラロードをご愛顧いただき、ありがとうございます。
本日から、月数回の不定期更新で、私のひとりごとを掲載します。ブログ掲載後、HPにもまとめて行きますので、どうぞお付き合いください。


12月19日(土) 13:30 当店一人掛けカウンターで土日限定メニュー「牛タン&野菜」をいただきました。スプーン一本でほぐれる柔らかさ、白髪ネギがアクセントになって美味しかったですね。開店当時あったメニューの復刻版ですが、元々この店のファンで押しかけ入社?した女性シェフの手で見事に蘇りました。
ふと、前方壁の写真に目をやると【祝36,000杯】と書かれたにこやかな写真。1杯目が提供されたあの日からもう3年経ったことを実感しました。

「魔法のスープとの出会い」
スープカレー発祥は札幌、酒好きのスナック老マスターの滋養のために、息子さんが数種類のスパイスで野菜と鶏肉を煮込んだのが始まりと言われています。薬膳スープだったんですね。それが今やラーメンと並ぶ札幌名物になりました。
札幌という独特の風土(この話は別の機会に)が育んだ100店100種類の「無手勝流多国籍スパイススープ」だと私は思っています。

10年ほど前、札幌で北大生に連れられて入った店がピカンティでした。それがスープカレーとの運命的な出会いだったのかも知れません。食欲をそそる香辛料の匂い、とにかく具だくさんな器、汗が吹き出るほどの辛さ、その一つ一つにインパクトがありましたね。「このスープは魔法のスープです。どんな食材にも合います。特に野菜嫌いがなくなりますよ。」北大近くの路地裏にある店はいつも満席状態でした。

つづく


次回予定:器の話「えっ、愛知県常滑市?」
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